供養コンシェルジュの米元恭子です。
ある友人との会話から…

何からその話になったのか…。

そう、美容師である彼女も私も大の甘党という話から。
「一番好きなものは?」 という問いかけに、

私は「粒あんかな」と答えると、少し顔をしかめて、
「私は唯一苦手というものがあるとすると、粒あんなんです。」とこたえ、その思い出を語ってくれました。

彼女が幼いころ、一人暮らしをしていたおばあちゃんのところに遊びに行くと、必ずおばあちゃん手作りの粒あんの大きなおはぎを出してくれたそうで、「おいしい」と言いながら食べ終えると、「おいしいだろう」ともう一つお皿に盛ってくれる。

最初は本心からおいしいと思って食べていた彼女も、大きなおはぎの二つ目はさすがに苦しくなって、
でも食べおえなくては、という思いで必死に食べ、最後はいつも気持ちが悪くなっていたそう。
「食べられないことはないんですけど…。トラウマかな」

と笑いながら話し、そこで、この話は終わりになった。
少し間をあけて、

「おばあちゃんは、最後まで自分の事は自分で出来たんですよ。でも、足が悪くなって外に出られなくなって。
亡くなる2年くらい前から私はおばあちゃんの髪を切りに、2か月おきくらいに行ってたんです。

美容師になりたての頃で、最初は『切るのが遅いね~。時間がかかりすぎ』と言っていたおばあちゃんも、そのうち2か月に一度の、孫の訪問を待ち望んでくれたそう。

「その頃は特に何も考えずに、美容院に行けないなら私がカットしてあげようと、自然な気持ちだったんですけど、今は考えると行っていてよかったなと。いい時間だったなと思うんですよ。ときどきそのころの事を思い出したりして…。」

微笑みながら話す彼女の表情は優しい。