大阪の供養コンシェルジュ、笠原愼生です。

70代の奥様が突然倒れ帰らぬ人となられた
心筋梗塞だったらしいです。
同世代のご主人様(喪主様)はあまりにも突然の事で奥様の死を受け入れる事ができず、式中はずっと泣いておられた。

告別式のあと中陰壇の設営にご自宅に伺う、

地方に暮らしている長女さん家族と、ご近所に住まわれている次女さん家族が故人様宅に集まっておられた、小さな子供さんたちが四人おられ賑やかにされていたので、その場は和み喪主様も元気を取り戻しておられた。

祭壇を飾り四十九日までの、準備と流れを説明する。

喪主様は次男でおうちには仏壇はありませんでした、
四十九日までの間はこの中陰壇に手を合わせて頂きますが四十九日が過ぎますと、この中陰壇は片づける習わしでございます。

その後は、お仏壇に手を合わせるのが、一般的な流れなので、まだ、お仏壇を構えてないご家庭では四十九日までに仏壇をご準備されるのが良いかと思います。   
と ご説明はしたのですが

喪主様曰く、女房は弘法大師さんが好きだったので葬儀には真言宗の寺を呼んでもらったが、私は無宗教です。 
戒名つけてもらったので忌明け法要はするが、それ以降のお参りは断るつもりであると、仰いました。

忌明け法要が終わり祭壇引き上げ要請の電話が入り当家様宅に回収に伺いました。やはりお仏壇は用意されていませんでした、塗りの位牌もなし・・・

引き上げの際、お骨だけ残して全て引き揚げて欲しいと言われました。
お骨は来週、一心寺に納骨するとの事でした・・・

本当にいいですか、全部持ち帰ると、手を合わせる場所もなくなり寂しくなりますよ・・・とお伝えしたのですが
構わないから全部、持って帰ってくれ  と、言われる通り持ち帰りました。

それから半月ほどしたある日、この喪主様から連絡を頂きました、
やはり手を合わせる所がないと寂しいので、小さな仏壇を買おうと思う
お世話してくれるかというお話でした。 

翌日、仏壇屋さんにお連れして、上置き仏壇を購入して頂いたのですが、
お店に着くまでの道中、車内で興味深いお話を伺いました。

祭壇がなくなった後、お孫さんが遊びに来てくれた時に、「おばあちゃんはどこにいてるの?」と質問され返事に困ったのだそうです。

その時、喪主様は仏壇のお世話が面倒に思えたので買うのを辞めたが、妻は自分だけの者ではない、娘たちの母親で孫たちのおばあちゃんでもあると思い返し、
こうして来てくれるのもおばあちゃんに手を合わせたいという、素直な気持ちに他ならない・・・ 

それなのに自分は手を合わせる場所を奪ってしまったのだと反省し仏壇購入を決めたそうです。

仏壇がおうちに来てからは、娘さんお孫さんたちが、よく来てくれるようになり、
以前よりも交流が増えたと伺いました。

何よりも嬉しいのはお孫さんが、仏壇にお供え物を持って遊びに来てくれるようになったとの事でした。仏壇構えて本当に良かったというお言葉を頂いた時には私も心から喜びを感じました。

このお孫さんがこれからも心のよりどころとして仏壇に手を合わせてくれる姿を想像すると、たまらなく嬉しく感じる大阪の供養コンシェルジュでした。