こんにちは。供養コンシェルジュの上原孝之と申します。
19歳の時から供養の世界に興味があり、早20年程、供養業界で働いております。

さて【供養】と聞いて皆様は何を思いますか?
国語辞典で調べると『死者の霊にお供え物等をして、その冥福を祈ること』とあります。

これだけ読むと日々の生活の中で自宅に仏壇がある家では朝お供え物を仏壇にして御線香を焚き、またお墓がある方はお墓参りに行き、御線香を手向ける。そんな風に考える方が大多数だと思います。
勿論、御先祖様に対しての供養は非常に大切であり、私も先祖の墓参りは行ける限り行っています。

ここで私が感じる供養について少しお話ししようと思います。
私は葬儀社勤務が長く、今は葬儀業界では無く遺品整理の仕事に従事しております。

遺品整理とはご存知の通り、主を亡くしてしまった家の家財撤去も含め
日々の愛着深い品々をお寺様の読経により供養してお焚き上げする事ですが
遺品以外にも家の押入の天付の奥にしまってある雛人形や五月人形。
皆様の家にもあったりしませんか?

そして、その人形をどうしたらいいか悩んでたりしませんか?
このお人形達をお焚き上げ供養して欲しいという依頼が少なくありません。
お人形は普通に捨てる処分は、もし何か祟りがあったらどうしよう・・・と考えたり。
人形にはその作者の魂が入るとも言われていますし日本人形の髪が伸びたりとよく聞く話です。
これは雛人形や五月人形のみならず、ぬいぐるみにも同じように普通に処分する事を躊躇います。

ぬいぐるみ等は幼稚園などに寄付する事も出来ますが
雛人形の7段飾りはさすがに寄付出来ないので
お焚き上げ供養して欲しいという声が多いです。

しかし面白い事に海外では宗教上の理由もありますが
日本の様にお焚き上げ供養という概念は無く
『不要になったら捨てる』という考えが強いのです。

そう考えると日本人は今まで家族の成長を共に願ってきた雛人形や五月人形に対して『今まで本当にどうもありがとね』って感謝を込めて送り出しているのですから日本人の物に対する想いの深さが感じ取れます。

お寺様をお呼びしてお焚き上げ供養をしたあとで人形をお預かりした方に報告すると本当に安心した様に
『うちのお人形さん、御供養されたんですね、本当にありがとうございました』と言われる事が多いのも日本人の心の綺麗さを感じます。

【供養】と一言に申しても本当に色々な供養の仕方があり、突き詰めると自分自身が心から納得出来る方々こそが自分にとっての最適な供養なのだと感じます。

私はこれからも供養業界で様々な供養の感覚を養い、それを発信出来る様な人でありたいと願います。
そして新しく『供養コンシェルジュ』を目指す方々の少しでも糧となれればそれ以上言う事は御座いません。

自分だけの【供養】が見付かった時、真に心が軽くなります。
次回は私の葬儀社時代の実体験を踏まえながら供養コンシェルジュのリレーブログを綴りたいと思います。